手術をしない人工妊娠中絶
メフィーゴ🄬パックについて
子宮内妊娠が確認された妊娠9週0日以下の「妊娠初期」の女性に対して
薬剤による中絶を行うことができる、国内初の人工妊娠中絶薬です。
90%以上の成功率が確認されています。
服用の条件と流れ
- 2回内服をするのですが、1剤目の内服時に妊娠9週0日を超えている場合はできません。経腟超音波検査により子宮内妊娠が確認された妊娠63日(9週0日)以下の方であることが条件です。
超えている場合は手術のみの対応となります。 - 人工妊娠中絶ですので、母体保護法に基づき、母体保護法指定医のもとで行います。同意書も必要となります。
- 1剤目と2剤目は約48時間あけて行います。2剤目の日は、午前8時30分までにご来院ください。当院では1剤目を月曜日・火曜日・水曜日に行っています。内服後一旦帰宅していただきます。
1剤目月曜日なら2剤目は水曜日、1剤目水曜日なら2剤目は金曜日になります。 - 1剤目で中絶が終了(内容物が排出される)ことも稀にありますが、多くの場合は2剤目を飲んで数時間以内に陣痛様の痛みが生じて胎嚢が排出されますので、2剤目内服後入院(昼間の1日入院:個室)していただきます。※トイレで絶対に流さないでください。
- ご希望の患者様には鎮痛剤を処方致しますのでお申し出ください。
- 2剤目内服し、その日の午後4時までに排出されない場合は、診察を行いその日のうちに、外科的な処置(手術)に変更させていただきます。
- 最後に超音波診断装置で人工妊娠中絶の成否確認致します。
- 1週間後くらいの診察がありますので必ず受診してください。子宮内に遺残がないか(残っていないか)など問題ないか確認をいたします。出血が多い場合は、夜間・休日でも連絡して来院してください。
- 細かな注意点などは、診察時にご確認ください。
費用について
自費 110,000円(税込)
※最初に160,000円お支払いいただき、手術が必要なければ、50,000円をお返しいたします。
メフィーゴ🄬パック投与による症状・安全性について
出血について
異常が認められた場合には、夜間・休日でも連絡してから来院してください。この薬の投与を受けた後は全例で子宮出血があらわれ、一定期間継続します。また、まれに失神等の症状を伴う重度の子宮出血が起こることが報告されています。子宮出血により貧血が悪化するおそれがあるため、重度の貧血のある方は、必ず指定医師に伝えて下さい。胎嚢排出確認前0時間~4時間は出血量が増える傾向にあり、胎嚢排出確認後もしばらく出血が続くことが多いようです。
下腹部痛
投与後はほぼ全てのケースにおいて下腹部痛が起こると報告されています。また、子宮内膜炎などの感染症があらわれることがあります。
メフィーゴ🄬パック投与を受けることができない方
以下に該当する場合は薬の投与を受けることができない、または制限される場合がありますので、医師に相談してください。
- 過去に当薬剤に含まれる成分で過敏症があった
- 過去にプロスタグランジン誘導体製剤に対して過敏症があった
- ポリフィン症の方
- 全身性又は吸入の副腎皮質ステロイドを投与中で、これらの薬剤の効果の減弱による状態の悪化や離脱症状の発現が懸念される方
- 出血性疾患及びその疑いのある方
- 肝臓に重度の障害がある方
- 抗凝固薬を使用している
- 抗血小板薬を使用している
- 薬物代謝酵素であるCYP3Aを強くまたは中等度に誘導する以下の薬剤を使用している リファンピシン、リファブチン、カルマバゼピン、フェニトイン、セイヨウオトギリソウ含有食品、フェノバルバヒール、ボセンタン、エファビレンツ、ダブラフェニブ、プリミドン、ソトラシブ
- 子宮内用避妊具使用中の方
この薬には上記の他にも併用を注意すべき薬があります。何か使用している薬があれば、必ず指定医師に伝えて下さい。






