分娩について
分娩(お産)をされる方へ
分娩(お産)は、あなたのおなかの中で9カ月かけて大切に育て命を生み出す大事なイベントです。
恵愛みらいクリニックでは、分娩に臨まれるあなたをいろいろな方法でサポートし、
満足を得られるお産をめざしています。
分娩の方法
- 自然な分娩:あなたの自然な陣痛で分娩の経過を支えます。
- 無痛分娩:腰からの硬膜外麻酔を用いてお産の痛みを取り除き、心の余裕をもって分娩をめざします。当院では安全な麻酔管理を心がけており、安心して受けることができます。
- 誘発分娩:予定日を1週間以上超えた場合や、お産を希望の日に行いたい場合は、相談の上、陣痛を起こしてお産をめざします。安全な方法で陣痛を起こしますので、安心して受けることができます。ただし、条件が揃わない場合は、できませんのでご了承ください。
- 開業助産師さんによるオープンシステム:開業されている助産師さんが当院の施設を利用して、分娩をめざします。
いずれの方法でも、母児の安全性を最優先に考えて、安心できるお産に取り組んでいます。妊婦の方には、お産の方法についていろいろな考えがあると思いますが、できるかぎりご要望に沿った方法でお産のお手伝いをさせていただきます。
無痛分娩について
当院では、どうしても分娩時の痛みに我慢できない方には硬膜外麻酔を用いた無痛分娩を行っています。
当クリニックの無痛分娩の方針
今後(2023年1月~)、当クリニックの無痛分娩の方針を以下の内容に変更させていただきますのでご了承ください。
- 計画無痛分娩は医学的適応のある方に限らせていただきます。
- 無痛分娩は原則として陣痛が始まってから行うこととしますが、分娩の進行状況を十分に検討して行います。
無痛分娩を選択できる方
- 痛みに弱く、陣痛に対して不安や恐怖感が強い方(希望者)
- 分娩進行不良で、体力消耗が強くストレスになっている方
- 妊娠高血圧症候群の方(血圧上昇が心配な場合)
※2. 3. は医学的に必要と思われる場合で、患者様のご希望がなくてもおすすめすることがありますが、多くは1.の場合です。
無痛分娩を選択できない方
個々の妊婦さんの状況を充分に見極めてから方針を決定いたします。
- 妊婦健診で高度の肥満(BMI>30)の方
- 胎児推定体重が大きい方(3500g以上)
- 多産婦(3回目以降)
- 児頭の骨盤への入り口が胎児に合っていないな方
方法は?
計画無痛分娩とは、分娩予定日近くになりましたら、妊婦健診にて入院予定日を決めて計画的に硬膜外麻酔を挿入し、頸管拡張剤や促進剤を用い、安全な麻酔管理のもと分娩を行う方法です。
通常の無痛分娩では陣痛が始まったら来院していただき、分娩の進行状況を診て、硬膜外麻酔を行います。また、陣痛が始まってから痛みがひどく、耐えられない場合に、硬膜外麻酔を行うこともありますが、この場合、患者様のご要望にお応えしたいのですが、夜間や日曜祝日などマンパワーが足りないときは無痛分娩に対応できないこともあります。2023年1月より日曜日・祝日の9時~18時までは無痛分娩行えます。
麻酔は腰から背中に細いチューブを挿入し、薄い濃度の麻酔のお薬を持続的に注入し、お腹の痛みを取り除きます。分娩終了まで、お薬を使用し、終了後腰のチューブを抜きます。
急変時への対応は?
母児の状況により緊急帝王切開や児の管理が必要と考えられる場合は、小児科と速やかに連携及び人員確保がスムーズに出来るよう体制を整えています。年に1回は、病棟での急変時の対応ができるようシュミレーションをおこなっております。また、当院で1次対応後、他施設と連携する体制も整えています。
詳しくは、Hello Mirai Babyの冊子をお読み頂くか、医師又は看護師にお尋ねください。
無痛分娩の取り扱い数
2020年度 2020.4〜2021.3 |
2021年度 2021.4〜2022.3 |
2022年度 2022.4〜2023.3 |
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分娩数 | 787 | 733 | 650 |
(再掲)非無痛経膣分娩数 | 527 | 496 | 456 |
(再掲)無痛分娩数 | 118 | 68 | 65 |
(再掲)帝王切開分娩 | 142 | 169 | 129 |